だいぶ前に読んだ本なのですが、面白くかつ的を射た内容なので
紹介します。
- 著者: 高島 俊男
- タイトル: 中国の大盗賊・完全版
ギター侍風紹介
「おれはちゅちゅちゅ、中国、中華人民共和国
4000年の歴史の国
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶって、言うじゃない~・・・
<b>でも、どうみても同じこと繰り返しているだけですから!残念!</b>
毛沢東は世紀の大盗賊、斬り!」
*注1 私の中国史観とは多少違います。
*注2 「愚者は~」は、ビスマルクの言葉で、中国のことわざではなかったりして(汗)
中国は偉大な「盗賊」(≒ごろつき)の国である!というのを
朱元章やら李自成、はては毛沢東まで登場させちゃって痛快に語ってます。
日本の歴史家にありがちな、中国の歴史の美化でもなく、かといって
貶めるわけでもなく、批判しつつも愛を感じる本です。
共産党の歴史教育の批判もあり。
それにしても中国ってマルクス主義史観をあてはめることで、
かえって自国の過去の歴史を一括、発展のない「封建主義時代」として
おとしめてしまってるのは惜しいよな~。
いつの時代も歴史って現政権の正当化なのかな?